coromozaでDVD鑑賞会

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原宿の服も作れる「コワーキングスペース」、
コロモザでDVDの鑑賞会を
やってるよ!と誘われて参加しています。
コロモザは以前からその活動を耳にしていて
興味がありました。

この鑑賞会は平日の夜に集まって
それぞれが思い思いにお弁当を食べたり
つまんだり飲んだりしながら
ゆるりと過ごしています。

DVDは「日本の染と織」という
伊勢丹が昭和30年代から40年代にかけて撮影した
伝統的な「染め」と「織り」の技術を伝える
貴重な映像をまとめたというもの。
詳しい内容は
こちら

先日は「日本の染と織 5」
観ました。
丹後ちりめん(京丹後市)12min
小千谷縮(小千谷市)27min
博多織(福岡市)18min
仙台平(仙台市)11min

一つ一つのコンテンツがコンパクトで
当時の暮らしも垣間見れるし
人に密着した視点で
ちょっとユーモアのある
コメントが入ったりもして
堅苦しくなくて良いです。
その生地を使った着物や
その値段が出てこないので
イメージしにくいところも
少しあるけれど。

今回観た中で比較的、生産工程が機械化
されていたのは丹後ちりめん。

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一方で熟練した職人のみなさんの
手仕事や足仕事に依るところが大きいのが
小千谷縮。

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寒い部屋で唾をつけて
糸を紡いでいくおばあさん。

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足踏みしてじゃぶじゃぶ生地を洗う
おじさんたち。

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布に織ってから雪晒し。
紫外線とオゾンの力で漂白するそう。

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お椀から水を啜って
勢いよく霧吹きをするおじさん。
スゴイ勢い!ブオォー!

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二回分を観ただけだけど
小千谷縮の例に漏れず、
男性も女性も若い頃から
お年を召してからもよく働いて
いらっしゃることに感心する。
寒いところでよく頑張ってる〜。
人の感覚に頼る技術を習得するには
時間も根気も必要で
容易くないだろうなと
気が遠くなるような思い。
時代と人の生活の変化に対応して
服は変化していくものだと思うけど
その土地の伝統が受け継がれて
昔ながらのカタチだけでなくて
新しいアイディアで変化して
人の生活に入っていくと面白そう。
そういうチャレンジをしている
ブランドも見かける。
ちょっとワクワクする。